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タトゥースタジオの事前準備
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    今週からスタートする、民族系Tribalのオーダーのお客さんの準備が今日終わりました。
    今、最終段階の確認をしていたのですが、彫る前の事前準備について(舞台裏?)について書いてみようと思います。
     まずデザイン。を描き始める前に、打ち合わせ時の内容確認から入ります。下に入れる方の腕の写真があります。この紙は打ち合わせ時に、入れる部分の寸法を測ったものが書かれています。ちなみにこの紙の下にさらに数枚ありまして、お客さんの肌質や体格、どのようなイメージが好みな方か?などなど・・・タトゥーを彫る前に必要な、ありとあらゆる情報のメモ、資料があります。入れる方の状況を把握しておかないと、カッコいい質の高いタトゥーは入れられないですからね!肌質や骨格は一人として同じ人はいません。

     そんな感じで、その打ち合わせ時の情報を元にデザイン下絵を描き始めます。デザインに要する時間はものによってまちまちですが、このTribalデザインについては、9月末から少しずつ描きはじめて今日最終の確認で自分にOKをだしました。
    自分にOKをだすって変ですが、これをけっこう、いや、かなり繰り返し繰り返し煮詰めていきます。さらっと描いて、うん、こんな感じで。で終われば苦労しませんが、それだと奥深い刺青は仕上がりません。特に背中などの大柄の刺青になればなおさらです。
    どんなに描き慣れているデザインでも、描き直したり、付け加えたり消したり、デザインとひたすら睨めっこしたりして時間をあえて費やし描き上げていく。というのが僕のスタンスです。だから毎日頭が爆発寸前です。このTribalデザイン、使用した用紙はあえて数えてみましたが、26〜30枚くらい使っていました^^。

      でも僕らは刺青彫師でありデザイナーとは違います。紙の上のデザイン以上に、いかに人の肌にカッコよく彫ることができるか。が最大の腕の見せどころであり最重要視すべき点です。
     「デザインと実際のタトゥーの仕上がりが違ってて・・・・」カバーや修正オーダーの方からよく耳にする言葉です。あってはならんことです。

     そんなこんなで施術本番に至るわけですが、一つの作品を手掛ける前には頭をフル回転させ、質の高いタトゥーを仕上げようと努めています。

     ちなみにですが、この下絵は僕が描きましたが、今回、施術はおそらく康乃になると思います。こういうスタイルをとれるのも、夫婦であり中学からの腐れ縁?同士だからこそです。お互い特徴を知り得ているからこそです。といっても康乃のほうがTribalの施術は得意分野だということが一番の理由ですか^^。

     色々と書きましたが、必ずカッコいいTribalに仕上げます!。ご本人様、ぜひ期待していてください!。

    ブログにもこれから進行状況が登場すると思いますので、みなさんも楽しみにしてくれたらと思います。
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    | YK-TATTOO ART STUDIO | 20:47 | comments(0) | trackbacks(0) |
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